大手査定サイトとの違い?

大手査定サイトでの査定はどうなの?

最近の傾向として検索ワードで売却、査定、買取等で検索を行うと6社一括査定等の大手不動産会社の広告サイトが検索トップに出てくる傾向が非常に増えました。

大手ならではの莫大な広告費を使い1ページ目の半分位をこのようなサイトで埋め尽くされています。

当然、売却を考えている売主様にとってはこのような一括査定サイトは非常に便利で、尚且つ簡単、手軽にお申込みが出来るので最近はこれらのサイトでまずはクリックしてみる方が非常に増えました!

それに査定会社が大手会社ばかりで一度は耳にしたことのある会社ばかりなので、安心感もあると思われているみたいです。

しかし、よく考えてみましょう。大手サイトには日本中から、1日に全体で数百件の査定申込が来ると言われています。

その中の秩父郡市の不動産の依頼に対して、都内の一等地にオフィスを構え、秩父に来たことのない営業社員が秩父の相場、状況など、どこが人気地なのか果たしてわかるでしょうか?

はっきり言ってわかりません。

では大手不動産会社はどのように秩父の不動産を売るのでしょうか?

まずは査定価格に関しては相場観がゼロなので秩父市の不動産会社に電話かメールをしてきてあのエリアはいくら位ですか?

住所教えますので相場を教えて下さい。と必ず聞いてきます。正直、田舎の値が安い不動産は扱いたくないというのが大手の営業の本音なので、地元の業者に全て案件を丸投げするのが通例です。(売買価格の手数料商売なので安価物件は割があいませんね)

もちろん会社の基本的な方針は全ての不動産を扱う事が大手会社のポリシーなので営業マンは形だけでも嫌々ながら、専属選任媒介契約を交わし、まずは不動産業者しか見れないレインズに掲載します。

そして大手ポータルサイトに掲載という順序になるのですが掲載されている販売価格が異常に高額!

田舎や地方の地元不動産業者はレインズを見ませんし、使いません。掲載してあるのは都内近郊の会社ばかりで別荘地ばかりなのです。

この原因は基本的に売主様の希望価格の言い値をそのまま受けて媒介契約を交わします。何故なら相場観ゼロに対して物件調査をする事が非常に労力がいるため、流れ作業のように受けて媒介を交わして後はレインズに掲載して放置!

専任媒介契約を結んだときはレインズへの掲載が法律で決まっているので掲載しているだけの感覚です。

何度も言うようですが、掲載したら後は放置!

これは現実です!

このような事が現実に行われています!ポータルサイトの掲載されている物件の販売価格が相場の1.5倍から2倍に近い物件も見受けられます。

それで成約になれば売主さんは非常に有難いと思いますが、まず100%無理ですよね。

3か月間の媒介契約期間が終わり、結局売れずじまいで売主様は弊社のような地元の不動産会社へ依頼されてきますが、その時の会話の中でよくお話されるのが、「大手〇〇不動産に販売をお願いしたのですが全く動いてくれませんでした!」と。。。

それでも一般の方には「大手不動産会社最強説」が根強くあるようで、諦めずに依頼している売主様がまだまだ多い感じがします。

 

 

 

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